日本各地の和紙を組み合わせた至極の1品。
美濃和紙を使ったぽち袋に色鮮やかな阿波和紙・越前和紙・美濃和紙の貼り絵で
日本の秋から冬の風景を描きました。

美濃和紙の手触り、色の発色の良さを存分に味わえます。
本当に大事な方へ贈るのはもちろん、コレクションとして手元に置いておきたくなるポチ袋となっています。

間近で見ないと貼り絵だとはわからない職人技の凄さも堪能できます。

＜阿波和紙とは＞
阿波和紙の始まりは、今から1300年ほど前のころ、忌部族という朝廷に仕えていた人達が、現在の徳島県麻植郡山川町の地に入り、麻や楮を植えて紙や布の製造を盛んにしたとの記録が古語拾遺（807年）に見られ、以来、忌部族の始祖天日鷲命（あまのひわしのみこと）を紙の始祖神として崇め祭ることにより、その技術が伝承され現在に至っています。

＜越前和紙とは＞
楮・三椏・雁皮などの植物の靭皮繊維を主原料に、溜め漉き（ためずき）、トロロアオイの粘液を加えた流し漉き（ながしずき）等により、手漉きを中心に作られています。また機械すき、紙加工も行われています。
伝統の越前奉書紙をはじめ、鳥の子紙など、小さな名刺やハガキから、世界一の大きな絵の紙までいろいろな和紙が作られています。

＜美濃和紙とは＞
正倉院に保管されている日本最古の紙は、大宝2年（702年）の大宝律令の際、美濃国（岐阜県南部）、筑前国（福岡県西北部）、豊前国（福岡県東半部と大分県北部）で漉かれた戸籍用紙です。1,300年も昔でありながら、美濃の紙は繊維がむらなく絡み合い、現代のものと同じように柔らかみのある独特の肌ざわりを持っています。
中世になると、文献に美濃の紙名が頻繁に登場するようになります。地域によって、多くの紙が生産され、技術も発展していきました。
江戸時代には、高級障子紙として最上の評価をされ、「美濃判」として障子の規格となりました。幕府御用の紙としても知られています。

＜稲に雀＞
稲が実る秋。黄金色に染まった田んぼでは、鳥よけを潜り抜け雀が群れをなして現れます。たくさんの実をつけ頭を垂れた穂先に、さらに実をついばむ雀がぶら下がります。稲雀　は秋の季語。
＜紅葉に鹿＞
晩秋、山々が一斉に赤や黄にいろづく頃。主に紅葉を愛でることで去りゆく季節を惜しみます。鹿にとって秋は繁殖の季節。メスを呼ぶ牡鹿の鳴き声が一層せつなさを感じさせます。
＜月見うさぎ＞
一年で最も月が美しいとされる中秋の名月、十五夜。日本では平安時代から月見の習慣があり、収穫への感謝を込め、すすきや団子を供え月を愛でてきました。月の模様を餅をつくウサギに見立てるのは日本特有のもの。
＜団栗とリス＞
リスは冬眠の保存食として団栗を寝床の側や地中に備えます。せっせとくちいっぱいに頬張り集める姿はとても愛らしくもあります。また、食べ忘れた地中の団栗は春になると発芽し、新たな森を作る手助けとなります。
＜南天に雪うさぎ＞
雪が積もると作りたくなるのは雪うさぎ。雪を丸め固めた後、南天の葉、赤い実を使って表情を作ります。手のひらサイズなので、誰でも簡単に作ることのできる、昔から親しまれてきた雪遊びです。
＜雪見灯篭と熊＞
本州に生息するツキノワグマ。冬眠中に出産、飲まず食わず授乳をしながら越冬します。秋は団栗を春はブナの新芽を食べます。山深い森で生活していますが餌が不足すると人里近くまで降りてくることも。
＜寒椿とメジロ＞
平地から山地まで、広範囲で見る事のできるメジロ。花の甘い蜜を好む鳥の為、冬の寒い時期でも寒椿などの蜜を求めて飛び回ります。警戒心が緩いため、街中の公園などの人の多い場所にも姿を現します。
＜温泉に猿＞
冬の風物詩、温泉につかるニホンザル。長野県にある地獄谷野猿公苑がはじまりで、世界で唯一、猿専用の露天風呂が整備されています。猿にとって、寒い日の入浴が格別に気持ちいいのは人間と同じですね。
＜こたつに猫＞
猫はこたつで丸くなる　と歌にあるように寒さが苦手な猫にとってこたつは絶好の寝る場所なのでしょう。雪の降るような寒い日、姿が見えないと思ったらこたつの中にいたなんてことも。
＜きのことイチョウ＞
湿った場所を好む種のキノコは木の根元、落ち葉の下などで見ることが出来ます。イチョウの根元には、黄色の絨毯を押し上げ姿を現しているきのこも。きのこは落ち葉を分解し森の養分へと還元します。

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